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    株式会社アーク 富士吉田工場
    大阪府で創業し、東証一部に上場している株式会社アーク。2018年には三井化学グループの一員となりました。同社の試作品製作部門を支えているのが、およそ40年の歴史を持つ富士吉田工場(富士吉田市向原)です。工場で行われているものづくりの内容や魅力を、工場長の柏木健司さん、総合管理課の永井春一さんに伺いました。

  • はじめにお話を伺ったのは、工場長の柏木健司さんです。地元のご出身で、富士吉田工場の発展をずっと見てきた柏木さんに、会社が目指している価値、業務の内容などについて教えていただきました。

  • ――貴社は、どんな価値を追求している会社ですか?

    アークは「グローバル開発支援企業」として、新製品開発に関するトータルサービスを手掛けています。市場の「半歩先」を行き、イノベーションの実現を支援できる、信頼されるパートナーでありたいと考えています。

    この富士吉田工場が担っているのは、試作品の製作です。クルマの部品や家電、OA機器など幅広いジャンルに対応しています。機械や手作業による「一般加工」のほか、3Dプリンターの先駆けの装置で液体や粉から形をつくる「光造形」「粉末造形」などを、目的や用途に応じて使い分けています。まだ世の中に出ていないものを製作するので、大きなやりがいを得ることができます。

  • ――管理者として大切にされていることを教えてください。

    まず、全社的に「安全第一」を最重要視しています。そして、CSR(企業の社会的責任)についても継続して取り組んでいます。社内のハラスメント根絶のほか、地域とのコミュニケーションも重視。有志の従業員で、事業所周辺の除草作業などを行っています。

    私の座右の銘は、「疾風に勁草(けいそう)を知る」。この言葉は、激しい風が吹いてはじめて、丈夫な草が見分けられるという意味です。転じて、困難に立ち向かったときにこそ、人間の価値がわかるということを表しています。管理職として、そうした強さを持っていたいと思います。

    「ワンチーム」という言葉がありますが、アークでは「ワンアーク」という言葉をよく使います。社内にはさまざまな専門分野を持った部署があり、それらが融合して一つのチームになっています。専門性を高めながら、助け合える工場になっていければいいなと思っています。


  • ――どんな思いを持った人材を求めていますか?

    やはり、ものづくりが好きな気持ちがある方ですね。例えば、子どもの頃からプラモデルを作ることに没頭した経験や、電化製品を分解した経験がある方です。さらに、仕事に対して一生懸命で、前向きであることも大切だと思います。

    また、アークの業務では提案する力や実行する力も重要ですが、必ずしもそうした能力を持つ人ばかりが活躍しているわけではありません。先ほど申し上げたように、さまざまな部署・役割がありますから、仕事に対する気持ちがしっかりしていれば、部署ごとに社員一人ひとりの個性を生かせると思います。


  • ――貴社で働くことを通して、この富士北麓でどのような生活を送ってほしいとお考えですか?

    近くに中央自動車道・富士吉田西桂スマートICができたことで、工場のアクセスがとても良くなりました。また、富士北麓は自然豊かで、富士五湖を中心にレジャースポットもたくさんあります。工場からは、人気スポットになった新倉山浅間公園(忠霊塔)を望むこともできます。

    休日にリフレッシュできる環境が整っていて、プライベートと仕事のバランスが取りやすいのがこの地域。地元の方はもちろん、Uターン・Iターンの方にもぜひ定住してほしいですね。


  • 続いて、社員の方にお話を伺いました。インタビューに答えてくださったのは、総合管理課の永井春一さんです。短期大学卒業後に新卒採用で入社した永井さんは、光造形や粉末造形の現場を経験し、現在は総合管理課の課長として働いています。お仕事に対する思いや、職場の雰囲気などを教えていただきました。

    ――現在のお仕事の内容について教えてください。

    工場全体の生産管理と、各案件の工程管理を担当しています。まず、営業担当者が持ってきた引き合いについて、製造原価などを算出して見積もりを作成。受注ができれば生産計画を立てます。その後は、各工程の班長とコミュニケーションを取りながら進捗を管理し、無事に出荷できるようコントロールをしています。

     <ある一日のスケジュール>
     8:30 始業
     現場に赴き、製品のチェック 問い合わせの対応 見積書の作成
     12:00 休憩 昼食 
     12:50 業務再開
       受注した案件の品質指示書の作成 スケジュール作成
     17:40 終業


  • ――この会社に入ったきっかけはなんでしたか?

    学校に届いた求人票を見たのが最初のきっかけです。「開発支援」という言葉に惹かれて、工場見学に行きました。窓越しでしか作業の様子を見られなかったので、正直「どんな作業をしているんだろう」と思いましたが、試作品サンプルなどを見て興味が湧きました。まだ世の中にないものをつくっているということにも魅力を感じました。

    ――入社して、ご自身の暮らしにどんな変化が訪れましたか?

    出身は甲州市なのですが、初めて実家を離れて自立した暮らしをすることになりました。趣味がバス釣りだったので、週末は湖に行っていましたね。「今日は山中湖、明日は本栖湖」みたいに、湖ごとの違いを楽しみながら遊んでいました。


  • ―― お仕事の中でやりがいや楽しさを感じるのはどんな時ですか?
    まだ世に出ていないものを形にしていくのは、とてもチャレンジ要素が多い仕事です。それが成功したときにはやりがいを感じますね。もちろん個の力だけでできることではありません。部署内外のメンバーとコミュニケーションを取りながら仕事を進めていくのは大変な部分はありますが、みんなが生き生きと働いている姿を見ると嬉しくなりますね。


    ――ひと言で表現すると、どんな会社だと思いますか?

    「忍者」と「ファミレス」という言葉が浮かびますね。アークは一般的な知名度はあまりありませんが、業界内ではよく知られた存在。業務上機密も多いため、どんな仕事を受注しているかについては、競合他社であっても明確には分からないところがあります。そこが忍者みたいだな、と思います(笑)。

    そして、ファミリーレストランのように、どんな試作品をいつ受注するかわからない仕事でもあります。私たち生産管理係は、ホールスタッフとして、厨房である現場とお客さまとのつなぎ役を担っています。私は飽き性で、好奇心が強いほうなので、向いているのかもしれませんね。


  • ――お仕事とプライベートのバランスの取り方は?

    仕事は「今日は何時まで」と目標を決めて効率よく終わらせて、会社の外では仕事のことは一切考えないようにしています。家族と過ごす時間のほか、趣味の時間もつくっていますね。バイクが好きで、先日も同僚と富士山麓を一周してきました。


    ――これからの目標を教えてください。

    企業人として何ができるかを考えるようにしています。日々行う業務は変わっていきますし、その都度どんな判断を下すかは難しい部分もあるのですが、企業人としての意識を持ち続け、会社の業績に貢献するのが目標です。

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    まだ見ぬ未来のヒット商品をカタチにしているアーク富士吉田工場。多様な人材が専門性を磨き、サポートし合っているからこそ、試作品業界のトップランナーであり続けています。唯一無二のものづくりに魅力を感じたなら、この会社を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
    (聞き手・ふじよしだ定住促進センター)


    ※現在、2022年度新卒者採用は見送りの予定となっております。 (2021/02/12更新)

企業情報

  • 就業地

    富士吉田市

    郵便番号

    403-0018

    住所

    山梨県 富士吉田市 向原 2-12-8

    建物名

    アクセス方法

    富士急行線 寿駅より3km

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